台湾MISSION〜台湾と日本の涙〜烏山頭ダム編
こんにちは。
先日、初めて台湾に行ってきました。
なんと言っても今回のメインである、烏山頭ダムを巡るツアーが楽しみでした。
完成当時、世界一の規模を誇るダムであり、そのダムの建設を監督したのが、日本人の八田與一さんでした。
このダムが完成するまで約10年、まさに血と汗と涙が詰まったストーリーがありました。
まず初めて見た感想が、人口のダムと思えない!
と言うことでした。自然と調和していて、自然湖のよう。まさに日本人の美意識が織りなす技と心意気に感じました。
現代では、コストや効率性、工期を重視する傾向にあると思いますが、このダムに関してはそのことよりも、立派で丈夫なものを作りたいという思いがあったのでしょう。
そう言ったところからも、当時の日本人の精神性、台湾の発展に懸ける思いというものを強く感じることが出来ました。
そして予算削減のため、真っ先に解雇したのが、有能な人材だったと。有能な人材であれば、すぐに他の働き口が見つかるとの配慮があったからでした。
そして再就職の斡旋までしたそうです。
僕は本当に八田さんの優しさと武士道精神を感じずにはいられませんでした。
結果その地域は、穀類の二期作、三期作が出来るようになり、台湾随一の穀倉地帯となり、その後の台湾の経済発展に繋がったそうです。
その後、八田さんは殉職するわけですが、日本が敗戦後、妻の外代樹さんはダムの放水路に身を投げて亡くなったそうです。
八田さん夫妻の絆と、台湾に懸けてきた思いに、台湾の涙、日本の涙を感じずにはいられません。
そしてこのような日本人の偉業を、もっと多くの方に知っていただきたいと思うばかりです。
以上、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。